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同じカメラ照明のセッティングでも髪の質感や色のトーン、グラデーションが変わります。

以前はフォトスタジオで撮るのが当たり前だったヘアスタイル撮影。
10年くらい前から出張先でもセッティングして撮ってます。

髪のクローズアップ写真じゃなくて全体像が見たい、という方には記事の最後で紹介してます。

狭い場所でヘアスタイルモデル撮影の照明と撮り方

まず黒髪をキレイに写したい

ベタッと平面につぶれないように立体感を出します。

部屋の照明は使いません。(ヘアカットモデルの場合)
同じ品質で続けて撮る場合は窓辺の光も使いません。
太陽光で撮るのは別のテーマの写真になります。

カメラ専用の照明だけで撮ります。
天気も時間帯も関係なく撮れます。

同じモデル撮影でも目的によって使うカメラが違います。
私はヘアカットモデルの撮影では100%フラッシュを使います。

理由は動きがある現場でヘア1本1本が見えるように完璧にブレを止めるためです。

モデルは少し動いていて大丈夫です。
いちいちフリーズすると疲れるので力抜いて自然体が一番です。


モデル全員の写りをそろえてキレイに並べたい

これが大事なことです
カタログコンテンツでは並ぶ時は個性は違うけどキレイにずらっと続く感じに見せたいです。

モデルごとに写りがバラバラだとあちこちで違う場所で集めた写真みたいです。

まず照明の使い方のテクニックですが、じつは光量と角度を変えます。
理由はモデルによって写りが変わるのでワンパターンでは通用しません。

照明が固定されてるとヘアスタイルによって相性がでます。
髪を見せたいけど顔の光も両立したいところです。


スタイリストと確認しながら撮る

撮影中は常に写りをスタイリストと確認します。
撮影OKを出す人は誰でしょうか。
これは場合によって変わります。

協力して撮影するのですがディレクターが決定責任を持つ場合もあれば、スタイリストやフォトグラファーが決める場合もあります。
いずれにしてもOKが出るまで何度も修正に入ってもらいます。
ヘアカットもメイクも調整します。


プロなのになぜ撮影中に何度も調整するのか?

良い質問ですね。
それは撮影では「写真に写ったものが全て」です。
現実の見た目は関係ないからカットやメイクを調整するのです。

この考え方が出来るかどうかでプロとアマチュアが別れます。

写ってない角度から見てもそれは無意味なことが多いです。
写真が目的だから撮影する。
だからカメラマンの視点だけが頼りです。

カメラの視点はとても重要です。

やってみると分かりますが才能ある大勢のスタッフと仕事しても限られた時間内で結果を見ながら試行錯誤します。


フォトグラファーは常に手持ちで撮る

このページの写真で使ったカメラもとても大きく重いのですが手持ちで撮ります。
楽してカメラをスタンドで固定しても無意味です。

カメラを固定したらフォトセッションになりません。
モデルと光線の良いアングルを探せないからです。
ほんのわずかな角度の違いでモデルは変わります。

写りがブレないように工夫してあるので、髪が動いても完璧に止まって写ります。
もしも、モデルが頭をぶんぶん振れば無理ですけど。


髪を明るく透かしたい場合

これはカメラマン的には比較的簡単です。
でも場所が問題なんです。
自然に透かすためにはかなりの奥行きが必要です。

具体的にはモデルと背後の壁まで数メートルの空間が無いと自然に見えません。

この記事はヘアスタイル写真がテーマなので屋内の話です。
野外ロケ撮影だと光で透かすの簡単ですが、今度は太陽の位置が問題になり、風に吹かれたらスタイル固定は無理です。



私(河本フォトグラファー)が撮影に参加したヘアスタイル本です

ムック本:おしゃれナチュラルなヘアカタログ (愛され女子のヘアカタログ・シリーズ)



きれいなヘア542style (インプレスムック)

ヘアスタイルの撮影です。(撮影地は福岡市の大名)
二冊ともそれぞれモデル8名(4ページ)の撮影とレタッチを担当しました。
全員にそれぞれ違うスタイリストとアシスタントが担当するので広いスタジオで人が入れ替わりながら撮影しました。
撮影機材は照明を含めて全て持ち込みしています。


記事/写真:フォトグラファー 河本純一


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